プログラミングって、パソコンに何かをたくさんお願いするみたいなものですよね。でも、同じ「お友達」に何度も何度も名前を呼んでお願いするのはちょっと大変。そこで登場するのが「With文」です!これを使えば、お友達に名前を一回だけ呼んで、たくさんのお願いをまとめてできちゃいます。
With文って?
With文は、同じものにたくさんのことをお願いする時に使う特別な言葉です。これを使うと、コードがすっきりして、ミスも減ります。
VB
With オブジェクト
.プロパティ1 = 値1
.プロパティ2 = 値2
' 他にも多くのプロパティやメソッドをこのように記述できます
End With
例えばこんな時
お気に入りのぬいぐるみ「ミーちゃん」に、帽子をかぶせて、右手にはバッグを持たせて、左手にはお花を持たせたいとします。普通に言うと、
- ミーちゃんに帽子をかぶせてね。
- ミーちゃんの右手にバッグを持たせてね。
- ミーちゃんの左手にお花を持たせてね。
と、毎回「ミーちゃん」と名前を呼ぶ必要がありますよね。でもWith文を使うと、
ミーちゃんには、
- 帽子をかぶせて、
- 右手にバッグを持たせて、
- 左手にお花を持たせてね。
と、一回で全部のお願いができちゃいます!
With文の使い方
パソコンでプログラミングする時も同じです。例えば、Excelのシートに色々設定したい時、
VB
Sub CustomizeSheet()
With Sheets("Sheet1")
.Name = "お楽しみシート"
.Tab.Color = RGB(255, 0, 0) ' タブの色を赤色にする
.Cells(1, 1).Value = "こんにちは!" ' A1セルにテキストを設定
End With
End Sub
このように書くことで、「Sheet1」に、名前をつけたり、タブの色を変えたり、一番上のセルに挨拶を入れたり、全部一度にできちゃうんです。
まとめ
With文を使えば、同じものに対するたくさんの操作を、簡単に、スマートにできます。これであなたも、プログラミングの「効率の良いお願いの仕方」ができるようになりましたね!
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