Excel VBA入門:データ型って何?VBAでの「箱」の話

基本概念

プログラミングを始めたばかりの時、「データ型」って言葉、よく聞きますよね。でもこれ、一体何のこと?と思うかもしれません。実は、とってもシンプルです。プログラミングの世界でデータを保管する「箱」の種類のことを指しているんです。

データ型の「箱」って?

想像してみてください。あなたの机の上にいくつかの箱があるとします。一つの箱はペンを入れるため、もう一つはノートを入れるため…と、それぞれの箱には入れるものが決まっていますよね。プログラミングでも、データを入れる「箱」には、入れるデータの「種類」があります。それがデータ型です。

VBAでよく見る「箱」の種類

  • 数字の箱:たとえば、「3」や「1024」などの整数を入れる箱があります。これはIntegerやLongと呼ばれます。
  • 小数点のある数字の箱:「3.14」や「2.718」のような、少し複雑な数字を入れる箱。これをSingleやDoubleって呼びます。
  • 文字の箱:「こんにちは!」や「VBA楽しい!」のような言葉を入れる箱です。これはStringです。
  • はい/いいえの箱:「真」か「偽」、つまり「はい」か「いいえ」だけを入れる特別な箱があります。これをBooleanって言います。

なんで「箱」の種類が必要なの?

箱によって、中に入れるものが違うように、プログラムが扱うデータにも色々な種類があります。正しい「箱」を選ぶことで、データを上手に整理できるし、間違えて違う種類のものを入れないように防ぐことができます。

例で見るデータ型

整数を入れる箱(Integer)

VB
Dim 得点 As Integer
得点 = 100

スコアや点数など、小さな数を入れます。

もっと大きな数を入れる箱(Long)

VB
Dim 人口 As Long
人口 = 7000000000

世界の人口のように、もっと大きな数を入れます。

少し細かい数を入れる箱(Single)

VB
Dim 体温 As Single
体温 = 36.5

体温のように、小数点の数を入れます。

もっと細かい数を入れる箱(Double)

VB
Dim 円周率 As Double
円周率 = 3.14159265358979

円周率のように、もっと細かい数を入れます。

文字を入れる箱(String)

VB
Dim 挨拶 As String
挨拶 = "こんにちは!"

「こんにちは!」のような言葉を入れます。

はいかいいえを入れる箱(Boolean)

VB
Dim 完了フラグ As Boolean
完了フラグ = True

何かが完了したかどうか、はい(True)かいいえ(False)を入れます。

まとめ

データ型とは、簡単に言うと、プログラムで扱うデータを保管するための「箱」の種類です。この「箱」をうまく使い分けることで、プログラムをもっと上手に、効率的に作ることができますよ。VBAの世界では色々な「箱」があるので、それぞれどんなデータを入れるのかを覚えておきましょう!

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