プログラミングを始めたばかりで、「定数」ってよく聞くけど、実際は何なの?と思っている方へ。定数について、とってもシンプルに説明します。
定数とは、ズバリ「変わらないもの」
定数っていうのは、プログラムが動いている間ずっと変わらない値のこと。お友達に「この約束、絶対に変わらないよ!」っていうものです。
なぜ定数があるの?
定数があると、プログラムの中で「これは絶対に変わってはいけない重要な値だよ!」というマークをつけることができます。例えば、消費税率のようなものです。この税率は政府が決めるので、プログラムが実行されている間は変わることがありません。
VBAで定数を作るには?
VBAで消費税率を定数として設定する時は、以下のように書きます。
VB
Const 消費税率 As Double = 0.1
- Constというキーワードは、「これから定数を宣言するよ」という合図です。
- 消費税率は定数の名前で、何の値か一目でわかる名前をつけます。
- As Doubleは、この定数が数値データであることを示しています。Doubleは小数点を含む数値を扱えるデータ型です。
- 0.1は、定数に設定する変わらない値で、消費税率10%を意味します。
As Doubleのようなデータ型については、別のページで紹介してますので、チェックしてみてください。
定数を使ってみよう
定数を使って、1000円の商品の税込価格を計算するプログラムを書いてみましょう。
VB
Sub CalculateTotalPrice()
' 消費税率の定義(10%)
Const 消費税率 As Double = 0.1
' 商品の値段を設定
Dim 値段 As Double
値段 = 1000
' 税込価格の計算と表示
MsgBox "税込価格は " & (値段 + (値段 * 消費税率)) & " 円です。"
End Sub
このプログラムでは、消費税率という定数を使って、税込価格を計算し、メッセージボックスで表示しています。
まとめ
このように定数を設定することで、プログラム全体で一貫した値を保持し、誤って変更されることなく安全に使用することができます。プログラム中で消費税率を計算に使う場合、いつでも消費税率定数を参照するだけで正確な値を利用できます。
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