Excel VBA入門:Exit文ってなに?プログラムでの「もうやめた!」

文法

プログラミングで何かを繰り返している時、突然「もうこれ以上はやめたい!」と思う時がありますよね?そんな「もうやめた!」みたいな役割を果たすのが「Exit文」です。この記事で、Exit文を使って、プログラムを上手にコントロールする方法を、説明します。

Exit文ってなんのためにあるの?

Exit文は、プログラムが何かを繰り返している途中でも、特定の条件で「ここで止めよう」とすぐに処理を終了させるために使います。これで、不要な作業をスキップして、時間を節約できます。

どんな時に使う?

  • ゲームでゴールについたら、それ以上走る必要はない時。
  • 何かを探している途中で見つかったら、探し続ける必要はない時。

こんな時にとっても便利です。

Exit文の基本形

Forループから抜け出す

VB
Sub ExitForExample()
    Dim i As Integer
    For i = 1 To 10
        If i = 5 Then
            ' iが5になったらForループから抜け出す
            Exit For
        End If
        MsgBox "ループ回数:" & i
    Next i
End Sub

このコードでは、iが5になった瞬間にForループから抜け出し、ループを終了します。

Doループから抜け出す

VB
Sub ExitDoExample()
    Dim i As Integer
    i = 1
    Do While i <= 10
        If i = 5 Then
            ' iが5になったらDoループから抜け出す
            Exit Do
        End If
        MsgBox "ループ回数:" & i
        i = i + 1
    Loop
End Sub

この例では、iが5に達するとDo Whileループから抜け出します。

Subプロシージャから抜け出す

VB
Sub ExitSubExample()
    Dim age As Integer
    age = 16
    If age < 18 Then
        MsgBox "18歳未満の方はこのプログラムを利用できません。"
        Exit Sub
    End If
    MsgBox "プログラムへようこそ!"
End Sub

このコードでは、年齢が18未満の場合に警告メッセージを表示し、Subプロシージャから即座に抜け出します。

Functionプロシージャから抜け出す

VB
Function DivideNumbers(numerator As Double, denominator As Double) As Double
    If denominator = 0 Then
        MsgBox "0で割ることはできません。"
        Exit Function
    End If
    DivideNumbers = numerator / denominator
End Function

この関数では、分母が0の場合にエラーメッセージを表示し、Functionプロシージャから抜け出しています。その結果、関数はデフォルトの戻り値(この場合は0)を返します。

まとめ

Exit文は、プログラムの中で「もうこれ以上はやめたい」と思った時に、すぐに止めることができる便利な方法です。この「もうやめた!」をうまく使って、プログラムをもっと賢く、効率的にしましょう!

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