CSSセレクタは、ウェブページの特定の部分に「おしゃれ」をするための道具です。タグ、クラス、IDの3つが基本的な道具です。これらを使って、文字の色や大きさなどを変えられます。
タグセレクタ
何に使う?
- HTMLのタグ(例:
<p>
、<h1>
)に直接スタイルを適用します。 - そのタグがページ内で使われるたびに、指定したスタイルが適用されます。
例
p {
color: green;
}
この例では、このページみたいにすべてのタグ(段落)に緑色の文字色が適用されます。
クラスセレクタ
何に使う?
- クラスセレクタは、特定のクラス属性を持つ要素にスタイルを適用します。
- 同じスタイルを複数の要素に再利用したい時に便利です。
例
HTML
<p class="highlight">注目されるべきテキスト</p>
CSS
.highlight {
background-color: yellow;
}
この例では、.highlight
クラスが適用された要素(この場合は<p>
タグ)の背景色を黄色にします。
注目されるべきテキスト
IDセレクタ
何に使う?
- ページ内で一度だけ使用されるユニークな要素にスタイルを適用します。
- IDセレクタは、ページ内で唯一無二の要素を指定する時に使います。
例
HTML
<p id="special">とても特別なテキスト</p>
CSS
#special {
font-size: 20px;
}
この例では、#special
IDを持つ要素(この場合は<p>
タグ)のフォントサイズを20ピクセルにします。
とても特別なテキスト
カスケーディングについて
CSSの「カスケーディング」とは、複数のスタイルがある要素に適用される場合、どのスタイルが優先されるかを決めるルールのことです。基本的には、より具体的なセレクタが優先されます(IDセレクタがクラスセレクタより、クラスセレクタがタグセレクタより具体的です)。また、同じレベルのセレクタで競合がある場合は、スタイルシート内の後のルールが優先されます。
まとめ
タグセレクタは「みんな」に、クラスセレクタは「グループ」に、IDセレクタは「一人だけ」に特別なおしゃれをします。この3つの道具を使いこなせば、あなたのウェブページももっと素敵になりますよ!
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